シーン3●旅立ち;4人の冒険者がキノコ森で出会う●
ミワーナの魔法学園から逃げたプレッピーはクミシアに着いた。しかし、ここへも帝国軍は押し寄せて来た。海賊船がクミシア湾を封鎖している。海路は閉ざされ、噂ではホロンギアも帝国に占領されたという。街中でプレッピーを昆虫兵が襲った。プレッピーはバウンサーに助けられた。クミシアの町中を逃げ回るうちカエルの盗賊がクミシアからの脱出口を案内してくれる。自分はホロンギアの王子でネオアンゴルを探りに行って捕まってカエルにされてしまった、嫌々ながら帝国兵に混じっていたという。クミシアを脱出した三人は神殿へと向かうが、帝国兵に追われるうち<キノコ森>へ迷い込んでしまった。<キノコ森>は迷路のようになっていて出口が分からない。そこで出会ったのがフラットだった。フラットは三人を探していたのだ。神官長の言っていたことが現実に起こったのだった。フラットはデンドロギガスの託宣があったことを伝える。4人はこの事態を解決する勇者に指名された…と。しかし、どうやって解決したらいいのか。4人は帝国兵をまいて神殿へと向かう。神官長に会い助言をもらうためだ。神官長は校長が言うように「北へ逃げろ」という。ところがプレッピーが駄々をこねた。「友だちがたくさん捕まっている。逃げるのは嫌だ!」と。「ならば戦うしかあるまい」と恐竜族の戦士バウンサーが言った。4人の冒険が始まりる。
…そして、これはひとつの物語の始まりに過ぎない。もうひとつの物語が始まる始まりがあるのだが、それはシールをたどってもらえれば、その最後に出会えるだろう。では、また。
story board:辻野寅次郎